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セミナー

◆◆温家宝が胡耀邦を賞賛??2

5連休のスタードだ。今年もどこにも行かずに、頭の整理をしようと考えている。愚妻は台湾の国籍を取りに台北に帰ったままで、愚息と妻の祖母だけだから、家は静かだ。この週末はいつもの週末と同じで、忙しい。

今日は昨日の続きだが、昨日も言ったように、胡耀邦の復活は自由主義の復活になる。趙紫陽は2005年に亡くなったが、彼に対してもそのうちに再評価されるのだろうか。天安門事件に対する世界的な評価は批判的だから、そのうちに変化があるのかもしれない。趙一族の繁栄を見ているとあながちこのことは否定できない。さて始めよう。

 

 

他の幾つかの当局の新聞も回想録を書いていて、今回はどうやら2005年の時よりは抑制されていない。当時は党の宣伝局はこの記念に関連した自由主義の雑誌の論文に対して、猛烈な勢いで、反応していた。中国の数千人のインター ネットのユーザーはオンラインフォーラムで、これらの最新の記事を賞賛していた。

A few other official newspapers also published reminiscences, this time apparently less restrained than in 2005, when the party’s propaganda bureau responded furiously to a liberal magazine’s articles related to the anniversary. Thousands of Chinese internet users have praised these latest pieces in online forums.

しかし、胡の部分的な名誉回復は天安門広場の抗議の再評価に導くかもしれないと言う希望は確実に打ち砕かれ るであろう。胡の政治的な考え方はその最近の論文の中には無いことに注目し、彼の柔和な性格だけが俎上に上がっているだけである。

このことは温氏にとっては安全なトピックで、彼はその論文で胡を賞賛しているが、彼が同じ国民の味方であると言う美点について彼自身を自慢している。聞き伝えの証拠から温氏は彼の人を思いやるイメージに対して、その人気を楽しんでいるようだ。ー4月14日に青海省でのチベット台地で2,000人以上が亡くなった地震の震源地に再び、これ見よがしに訪問した。

But hope that Hu’s partial rehabilitation might lead to any reassessment of the Tiananmen Square protests will certainly be dashed. Hu’s political views have been notable for their absence in the recent articles, suggesting that only his affable character is open for discussion. This is a safe topic for Mr Wen, who prides himself on the same man-of-the-people quality that his article praised in Hu. From anecdotal evidence, it appears Mr Wen enjoys some popularity for his caring image—it has been on display again with his visit to the epicentre of an earthquake on April 14th in Qinghai Province on the Tibetan plateau that killed more than 2,000 people.

飲み干した茶わんに残った茶がらの作る模様を占う人たちは、もしそう言う人たちがいたら、さらに先の政治的なメッセージが何を意図して来たのか意見がわかれている。温氏が彼の仲間と相談しないで、こうした論文を書くとは思えない。

しかし、温氏は彼の政治活動が終わると感じていて、(彼は2013年以前でないとすると、胡主席と同じときに辞職することになっている。)あまり活発に追求して来ていなかった政治的な改革を切望する合図をしようとしているのではないかと考えている人たちがいる。

Tea-leaf readers are divided over what, if any, further political message might have been intended. Few believe Mr Wen would have published such an article without consulting his colleagues. But there is a school of thought that Mr Wen, feeling that his own political career is drawing to an end (he is due to step down in 2013, if not before, as will President Hu), is trying to signal a yearning for political reforms which have not been pursued more vigorously.

胡主席は胡耀邦に対して沈黙を保って来ているが、彼と温氏は前の指導者に対してより早い昇格をさせてもらった借りがある。彼の論文の中で、温氏は胡耀邦が死んでから毎年彼の家を訪問して来たと明かしているが、このことは占い師が彼がかなりの忠誠心を示していると解釈できる表現である。

President Hu has kept silent on Hu Yaobang, but both he and Mr Wen owe earlier promotions to the late leader. In his article, Mr Wen revealed that he had visited Hu Yaobang’s home every year since his death, a gesture that readers would interpret as showing considerable loyalty.

鮑彤(ほう とう)は胡の等しく自由主義の後継者である、前の趙紫陽の一番の副官であったが、胡を党が再容認するという中に極めて悪質なメッセージがあり得ると信じている。当局はー彼が指摘しているが、趙紫陽が引きずり降ろされた胡耀邦を助けたと言う考えを積極的に認めようとしている。(鮑彤氏は彼はそうしなかったと 言っているが。)

改革の切望の兆候からはほど遠く、胡に対する支援は趙の排斥を示しているといえる。彼に関する回想録は激しく妨害されて来ている。趙は完全に天安門の後に追放され、5年前に自宅監禁のまま亡くなった。

Bao Tong, who was a top aide to the late Zhao Ziyang, Mr Hu’s equally liberal successor, believes there could be an ultra-subtle message in the party’s re-embrace of Hu. Officials—he points out—like to encourage the idea that Zhao helped topple Hu (though Mr Bao says he did not). Far from being a sign of yearning for reform, support for Hu could indicate repudiation of Zhao, about whom reminiscences remain strongly discouraged. Zhao was thoroughly purged after Tiananmen and died under house arrest five years ago.

しかしながら、温氏の論文は中国の政治システムに於いて、大きな問題を強く暗示している。そこにはどのように胡が温氏を迎賓館からこっそり抜け出して、夜陰に乗じて、村を訪問し、農民が本当は何を考えているのかを聞き出すことを教えてくれたと書いてある。

「覚えておけ。地方政府には教えるな。」と胡が言ったとされていた。四半世紀後も中国の指導者達は彼等の手下によって、殆どだまされているままのようだ。

Mr Wen’s article, however, does hint strongly at a huge problem in China’s political system. It describes how Hu instructed Mr Wen to sneak out of an official guesthouse and visit a village under cover of darkness, to find out what peasants were really thinking. “Remember, do not inform the local government”, Hu was quoted as saying. A quarter of a century later, Chinese leaders remain almost as prone to deception by their underlings.

 

以上で終わり。温家宝が胡耀邦の人物像を再評価した論文を4月の人民日報に掲載したのであるが、それをどう解釈するかの記事だ。今日から上海万博だが、いよいよ中国が世界のG2として、面目を保つ時が来たと言える。そうした中での、中国が自由思想を受け入れる伏線のような気がする。

インターネットの金盾(きんじゅん)は、中華人民共和国において計画されている巨大検閲システムだが、いつまでもそうして検閲している訳にも行かない。グーグルを追い出して、良かったと思っていることは決して無い。それがこの温家宝の論文だと思っている。

明日もまた中国のテーマで、上海だ。この記事は上海の躍進ぶりを書いている。それと課題もある。特にそれは古き良き上海だ。新しい上海に生まれからろうとしているが、かってのバンドと旧租界の旧上海も捨て難い。何でも新しくなってしまうのも問題だ。原典は以下のところだ。

http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1983788,00.html?xid=newsletter-daily

今日はここまで。


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海野 恵一

スウィングバイ2020株式会社 代表取締役社長
海野 恵一
スウィングバイ2020株式会社 代表取締役社長。
1948年1月14日生まれ。東京大学経済学部卒業。
1972年、アメリカの監査法人アーサー・アンダーセン(1989年からアンダーセン・コンサルティング、2001年から現在のアクセンチュア)に入社。
名古屋事務所所長、経営戦略サービスグループリーダー、石油業北アジアリーダー、石油業アジアパシフィックリーダー、素材・エネルギー本部統括パートナーなどを歴任し、2001年に代表取締役に就任。
2003年の退任後は顧問に就任(2004年に退任)。2004年にスウィングバイ2020株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
2008年現在、新速佰管理咨詢(大連)有限公司董事長、新速佰管理咨詢(上海)有限公司董事長、大連高新技術産業園区招商局高級招商顧問、大連市対外科学技術交流中心名誉顧問、無錫軟件外包発展顧問、
対日軟件出口企業連合会顧問、環境を考える経済人の会21事務局員を務める。