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セミナー

◆◆高まる中国企業の知財意識

 先日、中国企業の社長さんにお会いしました。といっても大手企業ではなく従業員数が100名ほどの企業で、日本からシャケなどを輸入して、加工し健康食品や化粧品の原料として販売している会社です。

 皆さんは、中国人の知財意識は低いと思っていませんか。確かに、町中で見る模倣品や海賊版を見ているとそう思われるのも仕方ないと思います。

 しかし、一方で、中国は世界の工場としての側面もあり、P&Gやマイクロソフトなどの欧米の大企業と取引している企業も多くあります。ご存じのように、欧米企業は知財意識が高く、取引先である中国企業に対しても高い知財意識を求めてきます。

 このため、この企業も例外ではなく、高い知財意識を持っています。例えば、米国の大手化粧メーカの依頼で素材を作る場合には、中国国内だけでなく、販売予定のマーケットの他社の特許出願や特許権を調査して、研究開発方針を決めています。さらに、研究成果は、中国国内だけではなく、PCT出願をして、販売予定のマーケットでも権利を取得しています。

 その社長さんは、自社の技術力を信じていますし、誇りを持っているため、他社の権利を侵害したりしないように調査をしますし、他社に真似されないようにきちんと権利を取得して守っています。そして、この費用は必要な費用と認識しています。

 中国の企業の中には、100名規模の企業でもここまで知財意識の高い企業が出て来ています。一般の中国人の知財意識が低いからといって、中国企業の知財力を低く見ていると、痛い目に遭う可能性が高まってきていると思います。

お読み頂きありがとうございました。

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RINKOKU

鈴木康介
プロシード国際特許商標事務所 代表
弁理士 (特定侵害訴訟代理権付記
日本弁理士会価値評価推進センター  副センター長
日本弁理士会関東支部幹事
■学歴
1999年4月~2001年3月:東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻
1995年4月~1999年3月:東京理科大学基礎工学部生物工学科
1991年4月~1994年3月:東京都立文教高等学校
■職歴
2008年9月~現在:プロシード国際特許商標事務所
2004年7月~2008年8月:大手国際特許商標事務所
2003年4月~2004年5月:大手国際特許事務所
2001年7月~2003年3月;アクセンチュア株式会社
■雑誌
2009年10月 中国における商標実務(発明 社団法人発明協会)