- ◆◆技を磨かず運を磨く人々 その2
-
はっきりとさせておかないといけないのが それぞれの人物の目的や目論見です。利益だけが目的ではなく、今ある自分の能力を活かして どうなりたいのか?それは何故なのか?
そのために 提供いただけるものは何なのか?
それは どれだけの価値があるのか!
それによって 自分たちに どれだけのメリットがあるのか
それによって そのビジネスに関わった人たちが お金だけでなく どういう風に幸せになれるかも 説明することが必要だと思います。拝金主義と言われる中国大陸の人々ですが道理もあります。道徳も分かっています。善悪の区別もつきます。
分かっているのですが 自分だけじゃどうしようもないし自分のやる事じゃないと思っているだけです。大義名分が あって説明できれば、こちら側の意図も理解されやりやすくなり、 自分が設けてそんな言い事が本当に出来るならば と 話が進みます。
思いこみだけで 中国人を金ばかりだと決めつけるのもいかがなものかと思います。
私はビジネスをする上で 儲けること、お金を稼ぐ事だけが 目的ではないと思って今まで生きてきましたが、中国では 「そうは言っても 所詮儲けなければ 商売とは言えないのだから 結局は お金が目的でしょう?!」という論理展開になりがちで 必ず 利益が目的地になってしまいます。 そして「じゃあ いくら儲ければいいのか?!」という話になりますと 儲けられれば儲けられるだけ儲けたいのに何故 目標金額が現在必要なのかという議論になってしまいます。
何のために その事業をするのかの意義 目的 それらに対する理念が 必要なのは理解してもらえるのですが それは 儲けてからの話で それまでは どんな事をやっても利益優先という考えが 中国では一般的だと感じています。私のスタンスとしては 現在の珈琲館でノウハウを得て そこを事業開発拠点としチェーン店の展開やほかのビジネスを考えているところです。
そのためには、中国側パートナーと 相互協力提携関係を作らなければいろいろな面で無理だという結論にもなりました。 この国では 出資したりすることが 前述したように 意思の強さや覚悟の強さ、責任感を表すようなところがあります。 それも踏まえて出資という形をとり、しかもsの比率は相手に花を持たせる事にしました。 現在の出資者たちも その点を理解してもらえるのですが 中国人出資者たちの向こう側の中国人の人脈にとっては 現在の中国状況での判断基準としては、ある意味 拝金主義的価値判断があって そのお金の規模、比率などで その意志や気持ちを判断するという傾向があります。
商売をするのは 金儲けのためだけではないというのが どうも 理解しづらいようで そこをある程度は 最低限の出資という形で 中国側にも示すことにしたのです。
中国の多くの経営者は、そういう慣習や身内的感覚の中で 人の知らないたまたま自の知りえた情報や技術を相手との距離を保ち、そこにイニシャティブを握って 自分を絡ませていくという手法を使うケースが多いと考えてみてください。
なぜ その事業をするのか?
それは 誰やどこを助けるのか?
助けられる人たちは 今までどうだったのか?
それが この事業で どう変わって 助かるのか?
その結果として 各々は 何を得られるのか?
はこっちから話をしなければ ほぼ語られません。「わかっているだろう」 なんて思わずにこっちからきっかけを作って ちゃんと説明を受けてもらう事が必要です人生の目的が お金や利益、儲けだけではないという判断基準を 中国側に持ってもらう事もこれからの中国ビジネスにおいては考えなければならない要素の一つです。

- 山口 康一郎
-
1958年 鹿児島市に衣料品卸業の家に生まれる
1975年 17歳で喫茶店を開業
1981年 23歳で結婚、中古電化製品販売会社を起業。
中古電化製品専門店3店舗、
携帯電話販売店AUショップ6店舗、
金券ショップ3店舗まで拡大。2000年 福岡にビジネスコンテンツ目的の、
コンプリート(株)を設立する。2003年 鹿児島事業の状況変化のため、福岡撤退、道
半ばにして鹿児島に戻る。7年ぶりに視察団
で行った中国の発展をみて魅力を感じ、中国
進出を目論む。
2005年 中国杭州市に連絡事務所を開設。
2007年 2年間の準備を経て、日本国内事業を譲渡整
理及び渡航のために離婚し、杭州市に居住
12月事務所兼用目的でJAZZBARを営業開
始するが、許可申請等の諸問題で仮営業す
るも6カ月以上休業状態が続く。
2009年 さらに契約上のトラブルでやくざとのトラブル
で営業休止状態金田中集団及びインドネシ
ア人と日本人からの出資を受け、日本型喫
茶店の新業態開発として金田中珈琲館に
転換、総経理に就任現在に至る日本国内
においては稲盛和夫京セラ名誉会長の盛
和塾に学び、稲盛経営哲学を中国で実践す
るつもりで渡中した。中国特有の原因による
失敗を多く経験、ギリギリの状態は脱した
が、まだまだこれから起きる出来事に自分
を奮い立たせながらの毎日を過ごしている。 - 【山口 康一郎氏 コラム一覧】







この記事をTwitterでつぶやく








