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セミナー

◆◆将来のビジネスにおけるGoogleの考え4
「将来のビジネスにおけるGoogleの考え」は4日目で終了だ。この正月は Google一色だったが,もう少し続けたい。この企業が世界にどうのようなインパクトを与えて行くのかをもう少し探求したいのは私だけではないだろう。さて、19日が海野会で,23日がグローバリゼーション研究会だ。今月の研究会はアフガニスタンがメインのテーマでうまく行けば,テーマがGoogleまでたどり着ける。海野会はもとMicrosoftのCFOの大野さんが講師で、かれは70歳を過ぎているが,バイリンガルで,ビジネスは現役だ。これからの日本にはこうした人材が必要だ。今回の海野会は新年会なのでいつもよりかは人数が多い。私自身は11日から14日まで大連。では始めよう。

四季報:どのようにGoogleは革新を行っているのか話をしてくれないか?

Schmidt:革新はいつも一人の人とか小さなグループが行って来ていて、新しいアイデアをくつろいで考え、それを追求している。他にちがった事例はない。これは100 年前でも真実だったが、100年後でも真実だろう。革新はピストルを突きつけられていては出てこないものだ。それから、重要な事だが、あなたがあなたの生活のバランスをとらなくても、あなたは熟考する時間を持つ事だ。そうしていれば「さて、私は正しい事に向かって仕事をしていないのかも知れない。」とか「多分、 私はこの新しいアイデアを持つべきだ。」と言うことができる。人間の心の創造的な部分は予定通りには行かない。

そこで、我々の場合には20%の時間を好きなことをするように奨励していて、小さな技術のチーム単位で、彼らは指示されることはない。我々は箱から抜け出して、本物を考える事を奨励している。我々はまた、我々が取得できる小さな企業を探している。というのは、時々、そうした小さな企業が大きな新しいアイデアを持っているからだ。彼らはそのアイデアを持ってスタートして来たが、実際にそれを完了する事が出来ないでいる。

Google の目的は規模を持って、体系化した革新者になる事だ。規模と言う意味は一人以上をさす。革新者とは心から、あなたに「ウォー」と言わせるような事であり、体系化したと言う事はアプローチを体系化出来ることを意味し、– そうすれば、我々が実際に革新するためのグループを得ることができる。我々は今月どれが成功するのか必ずしも知る必要はない。しかし、それがポートフォリオの理論だと言う事は知っている。我々にはたくさんのグループがあるので、幾つかが出て来る。そして、勿論、本当に成功しないものを間引く。かれらに違うものをさせるか、もしくはかれらの目標を変えさせる。もしくはキャンセルさせる。そう言う事は比較的にまれな事ではあるが。

四季報:革新を助長するようにする有利な組織とはどういうものか?

Schmidt:幹部社員はいつも彼らの生活を単純化しようとしている。だから、3つの部門と4つの商品とマーケティングなどしかない。あるビジネスにはそれで良い。しかし、多くのビジネスにとっては、技術の性質上、より複雑になって行く。彼らはより多くの製品とより多くの多様性を持つことになる。そして、それが弾力的で、規模の拡大が望める、差別化された、そして、グローバルな商品のためには競争の障害の一部になっている。

2人の人間ではもう作ることが出来ないと言うことだ。そこで、我々の場合には革新は小さなチームからでてくると認識していて,組織もそのようにしていて,また、社員にはお互いによく話をするよう働きかけている。

Google において避けることが非常に難しいことの一つに事業部別構造と事業単位構造が部門間の協調を阻害していると言うことだ。それは難しいことだ。だから、なぜ人々が事業単位を作って、それぞれ、社長を置きたがるのかは理解している。しかしそうすることによって,あなたは非公式なつながりを断ち切ってしまうのだが,オープン・カルチャーに於いては、こうした非公式はつながりは数多くの協調が出来る。

組織の中の人たちが会社の価値観を理解していれば,彼等は最も関心ある課題に対して仕事をするための組織化が自分自身で出来なければならない。そして、もし彼等がそうした価値観を持っていないとか,そうした組織化が出来ないと言うのであれば,あなたは彼等に何が重要なことかを話をしていないと言うことだ。あなたは共有の価値観の文化を創っていないと言うことだ。

四季報:インターネットが発展し続ける上で,どうのような危険があると思うか?

Schmidt:インターネットのグローバル標準をなんか作ろうとする幾つもの新たな取り組みがある。戦争とグローバルの政治の歴史を顧みると,一つの政治体制は明らかに考えられない。たとえば、著作権法にしても,どういうコンテンツが適正かにしても、不適切なコンテンツに対する罰則にしても、また、オンラインの世界で人々が直面するすべての課題に対しても,それが言える。今日、我々が解決する方法は国単位のドメインを利用することだ。そこで、国単位のドメインとはアメリカのドメ インのようにそれそれ異なっていて,dot.comと呼ばれているものだ。

今後何年にもわたって,こうしたことに対する法的な,かつ政治的なチャレンジがあるだろう。そして、この次の段階がすぐに始まると思う。インターネットは今までのところはこのことに持ちこたえて来ている。こうした状況に置いて,最も重要なことはたくさんの弁護士を抱えることだ。その理由は法律があまりに複雑になって来て,グローバルで運営するために,私の知っているすべての大きな企業はブラジルの法律,トルコの法律、ヨーロッパの裁判所を知っている弁護士を抱えなければならないと言うことだ。情報の場合には特に文化的な情報においては何が法的なものかそうでないかの違いは幅広い差異がある。インターネットに於いては人々は現地の法律に従うことになる。

こうした問題のために、インターネットが物理的に分裂するような事にでもなったら、悲劇だろう。また、各国が、まあいってみれば、インターネットの警察国家を作ってしまっても悲劇だろう。だから、ある国で合法で、他の国では非合法なものを適切な監視なしでは合法の国から非合法の国に行かないと言う事を確かめるようなアプローチの方が遥かによい。

著者:James ManyikaはMcKinsey’s San Francisco officeのディレクターである。

以上がGoogleのCEO Schmidtのインタビューだ。この最後のところは私のビジネスが中国でも行っているので,頭の痛いところだ。実際中国ではインターネットの警察国家になっている。このブログもGoogleのBlogger.comに移行しようとしたが,残念ながら,中国ではアクセスできないようだ。

ここで言う20%ルールとか組織の壁を言っているが、この企業は社員が2万人近くいると言うことを忘れてしまいそうだ。企業の文化とその価値観の共有はどこの企業でも必須だ。わずか10数年近くの時間で,これだけの規模にまで拡大したのだから,この共有は気の遠くなるような話だ。最後に、インターネットが世界でどう運営していくのか彼の考えを述べているが,彼等の戦略は世界中の無線LANを無料にし,アンドロイドの端末を世界中に無料で配布することが戦略だ。電話ではない。そうした世界が先進国においてはこの数年で実現するだろう。まさに情報技術の革命だ。そうなると,Windowsは要らなくなる。となると、Microsoftは一体どうなるのか。このOSは不滅だと誰もが思っていたが,とんでもないことが起きそうだ。携帯電話企業も全滅だ。一体どうなってしまうのだろうか。

アレクザンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell, 1847-1922)は1875年に電話を発明したが、それに匹敵するほどの変化を世界にもたらすだろう。まさしく,Googleの新世界秩序だ。明日からはそのものズバリで,Google’s New World Order 「Googleの新世界秩序」http://www.onlinewebconsultants.com/46.html を翻訳しよう。これは一日で終わってしまう短いものだが,後いくつかの論文をこのGoogleについて取り扱う。今日はこれまで。


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http://www.chinabusiness-support.com/archives/363
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海野 恵一

スウィングバイ2020株式会社 代表取締役社長
海野 恵一
スウィングバイ2020株式会社 代表取締役社長。
1948年1月14日生まれ。東京大学経済学部卒業。
1972年、アメリカの監査法人アーサー・アンダーセン(1989年からアンダーセン・コンサルティング、2001年から現在のアクセンチュア)に入社。
名古屋事務所所長、経営戦略サービスグループリーダー、石油業北アジアリーダー、石油業アジアパシフィックリーダー、素材・エネルギー本部統括パートナーなどを歴任し、2001年に代表取締役に就任。
2003年の退任後は顧問に就任(2004年に退任)。2004年にスウィングバイ2020株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
2008年現在、新速佰管理咨詢(大連)有限公司董事長、新速佰管理咨詢(上海)有限公司董事長、大連高新技術産業園区招商局高級招商顧問、大連市対外科学技術交流中心名誉顧問、無錫軟件外包発展顧問、
対日軟件出口企業連合会顧問、環境を考える経済人の会21事務局員を務める。