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- ◆◆第1講 中国の航空事情について考える(その5)
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新年気分もまださめぬ1月4日の午後、衝撃的なニュースが伝えられた。
経営再建中のJALが米デルタ航空と資本提携の方向で調整に入ったという。深刻な経営難に陥っているJALの再建をめぐっては、企業再生支援機構と政府投資銀行が融資枠の拡大に合意の方向で話しがまとまりかけているが、米国のメガキャリアとの提携交渉いかんでは、また違ったかたちでの結末を迎えるかもしれない。
目下、利用者側の視点として大きな話題になっているのは、JALが現在加盟している航空同盟ワンワールドからスカイチームに移る可能性が高まってきたことだ。スカイチームはもともとデルタがこのほど合併したノースウエスト航空とオランダのKLMが結んだ「ワールドパークス」を中心に、デルタ航空やエールフランス、さらにアジア関連では大韓航空や中国南方航空がこれに属する。
ある報道では、JALとデルタ(旧ワールドパークスも含む)のマイレージプログラムはいずれ統合される見込み、と伝えているが、そこまで至るのには最低2年程度はかかるだろう。ちなみに、米コンチネンタル航空がスカイチームを抜け、スターアライアンスに移行するのにもそのくらいの期間を要している。
ただ、もしJALとデルタのプログラムが1本化された暁には、日中を行き来するビジネスマンは、両国を結ぶ国際線はもとより、日本と中国の国内線もJALか南方航空を利用することで「いつ、どこを飛んでもマイルが貯まり続ける」といううれしい状況が生まれることだろう。

- ◆◆伊藤雅雄
- 大学で中国語と比較文化論などを研究。
卒業後、旅行会社に就職。以後20年あまり、方面を問わず「日本人の行きそうな外国の街」のほとんどを添乗や視察、営業などの目的で渡航。とくに中国への造詣が深く、25年間で全土の省・自治区をほぼすべて訪問した。
業務の合間に地元の人々からさまざまな情報を仕入れ、「人々の暮らしや習慣」に興味を持つようになり、やがてエッセイやコラム執筆を始める。2007年夏よりイギリスに在住。近著に「中国人ご一行様からクレームです(三修社刊)」。
雑誌への寄稿なども多数。










