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セミナー

株式会社シー・アンド・ケーイー代表取締役社長 代表取締役 野村繁一

中国での飲食店立ち上げに最も必要なのは専門知識と業者間の調整能力。
中国で飲食業を始める場合。授業料や痛みをゼロにはできないが、
ノウハウがあれば骨折を防ぎ擦り傷ぐらいに止める事はできる。

北山:中国で飲食店を始める日本企業が急増しています。現在はどんな業態で中国進出が多いのでしょうか?
野村氏:少し前までは<焼肉屋>が多かったですが、最近では<寿司屋>が増加しています。昔は中国で新鮮なネタや美味しいお米を入手するのは困難でしたが、今は新鮮なネタや美味しいお米が手に入る環境が整い、美味しい寿司が作れるようになりました。
また、中国人の味覚にも変化がありました。以前、中国人は火を通していない生の魚を嫌っていましたが、最近では中国人にお寿司が大好評です。
上海万博での出店をきっかけに中国での展開を始めようと考えている日本の外食企業も多いです。
北山:日本から中国に進出して成功している飲食店にはどんな店舗があるのでしょうか?
野村氏:まずは独資初のサイゼリアじゃないでしょうか?現在サイゼリアは中国に50店舗以上あり、中国人にサイゼリアは中国企業と思われている程、中国に浸透しています。
ただ、最初から順調だったわけではありません。サイゼリアの一号店は上海にありますが、オープン当初スパゲティを40元(約600円)という日本と変らない値段でお客さんに出していましたが売上げが思うように伸びず、社長が思い切って決断してスパゲティを現地価格の9元(約150円)で出しました。それが大当たりしました。
また、名古屋のユニー子会社のサガミさんも出店にあたり良い立地を確保する事ができ、成功しています。一番成功しているのは山崎パンではないでしょうか。2004年5月に上海の久光(旧そごう)BIFにオープンをして、その後上海に3店舗、成都(中国のへそに当る場所)次々とオープンをしてます。今やパンのお店と言えば山崎パンです。台湾、中国国内のお店の目指すところは山崎パンだと思います。
中国は日本とは異なり民族や地域性による差異が著しい為、日本国内でよく見られる様な一つの業態を全国展開する展開方法は有効ではありません。中国で飲食を展開する場合、それぞれの場所や特性に合った業態を柔軟に作れる会社の成功率が一番高いです。
北山:中国に初めて行った時は中国語を話せたのですか?
野村氏:初めて中国に行った時は中国語が話せませんでしたが、私の特技がコミュニケーションツールとして役立ちました。それは麻雀です。麻雀用語は中国語が話せなくてもすぐに覚えられます。
私は早稲田大学出身ですが、大学の周りに沢山雀荘があり、大学時代は麻雀に明け暮れました。一生で一度できるかどうかと言われる “九蓮宝燈(チューレンポートン)”も大学時代に達成しまし、雀荘で寄せ書きを残した程、強かったです。
中国では、「最初は日本人だから金をもっているだろう」という事で相手も多かったのですが、私は麻雀が強い事が分かると相手をしてくれる人が自然と減って行きました。(笑)
日本の麻雀のルールは香港麻雀です。上海麻雀は役が少なく、台湾麻雀は役がもっと少ないです。
北山:麻雀一つをとってみても、地域によって違いがあるのですね。
その地域ごとの特性を的確に掴むことも必要ですね。その他に中国で飲食店を始める場合、日本で始める場合と比べて何か異なりますか?
野村氏:飲食店をオープンさせるまでの難易度が大きく異なります。中国では<店舗をオープンができない>という失敗例が非常に多いです。飲食店の開店準備には物件契約や設備投資に日本ほどではありませんが、それなりの金額が必要です。それなのに、飲食の専門でない中国人の友達や、単に飲食店を開業して、名前の売れている人に相談をしたりして、数千万円の損害を被ったりします。私はこのような失敗をした日本企業を沢山知っています。
日本で飲食店を始める事はそんなに難しい事ではありません。物件を契約し、内装を業者に依頼し、営業許可を取得すれば良いのです。しかし、中国ではそう簡単には行きません。店舗オープンに至るまでには、法人登記、物件契約、内装、注文業者選定、許可取得と様々な行程の中でいろんな業者に内装等を依頼する事が必要になります。中国の業者は自社の作業範囲のみしか考えていないので、業者間の調整ができないとオープン可能な店舗が完成しないのです。(例えば業者間の図面の調整等)
日本で<飲食コンサル>と言うと、主に店舗スタート後の運営についてのソフト面のコンサルティングを
連想するかと思います。しかし中国ではハード面のコンサルティングが重要で、オープンまでの各段階での専門知識と調整能力が要求されます。
北山:専門知識や調整能力がないと具体的にどのような場合に困るのでしょうか?
野村氏:例えば、中国の不動産に対する知識がないと、中国では100平米の物件を契約しても実際には日本で換算すると約70平米しかありません。設計まで気付かず、後で大問題に発展する事があります。日本では有効平米数の表示が常識ですが、中国では建築の設計で決められた工事に入る前の平米表示です。。
また物件や契約に対する知識がないと、繁華街であっても飲食店が絶対に流行らない場所に出店してしまったり、飲食店舗の許可を取れない物件を契約してしまったり、又貸しや孫貸しの物件を掴まされてしまったりする事もあります。
同様に環境、ガス、電気、衛生、等等それぞれ中国のルールがあります。これを知らないと時間どうりにオープンできないばかりか、最悪の場合はオープンそのものがあやうくなります。おそらくその全て知っているのは私しかいないと自負していますし、その知識を弊社のノウハウとしてもっています。
北山:御社が特に重要と感じる、日本の外食企業が中国で注意しなければならない点を教えて下さい。
野村氏:3つあります。まず、日本人は安易に誰かを全面的に信頼してしまう傾向があります。相手が銀行や大手企業等有名な会社だと全面的に信頼して任せてしまいます。ただ、彼らは必ずしも飲食の専門ではありませんので、高いコンサルフィーを要求しますが、各業者の具体的な仕事の範囲はわかりませんし、業者間の調整能力はありません。また銀行はお金を貸したい為、店舗開店候補地を探してくれますが、飲食のプロから見て決してよい立地であるとは限りません。
2つ目は、中国人を上から目線で見ないようにする事です。日本では細かい事まで決済する社長が中国では変に格好つけてそれができず、経営に隙が生まれます。また、その格好をつけてしまうことが、中国人とのコミュニケーションがうまくいかなくなる原因にもつながります。
3つ目は、中国を一括りに考えない事です。例えば上海に飲食店を出店するのに、西安出身の中国人を責任者として任せても上手く行きません。政府機関の職員など地元の人と上海語で喋れないとトラブルが起きた時の交渉がうまくいきません。
北山:日本では地区が異なっても、東京の人が大阪弁を話せなくても聞いて内容はわかりますが、中国では異なる地区の方言では同じ中国人でも相手の言っている事が全く通じない事がありますよね。
北山:御社の実績とサービス内容を教えて下さい。
野村氏:私達は14年間、中国での日本飲食企業の厨房設計施工及びコンサルティングを行ってきました。(ジャスコ、イトーヨーカドー、カルフール、マイカル、伊勢丹等のスーパーのフードコート及び山崎パン、吉野屋、よってこや、お好み焼き花月、とんかつ和幸、ビヤードパパ、ケントス、サンマルクカフェ、和食さと、ファミレスジョイフル等の設計施工とコンサルティング)その為、弊社には中国での飲食経験が豊富で現場を一番良く知っているスタッフがいます。
弊社では、中国に初めて進出する飲食企業様に進出計画から実際の店舗開店までをコンサルティングさせて頂いております。それは専門業者を連れてきても擦り合わせが出来ない人がコンサルをやっても全く無意味なのを良く知っているからです。ですから部分的にではなく、最初の相談から開店まで責任を持って行いたいと考えています。
中国で大きな失敗をしないように<転ばぬ先の杖>を提供し、授業料をなるべく小さくする事ができます。そんなに難しい問題ではありませんが、料金回収のノウハウもあります。
私自身は誰にも依頼せずに独資で貿易会社、内資会社、製造メーカーを中国で立ち上げた経験や上海、北京、大連、成都、シンセンに営業所を作った経験もありますので飲食店だけではなく、様々な地域・業種の視点からコンサルも可能です。

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株式会社シー・アンド・ケーイー
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