◆◆第五回RINKOKU1元セミナー事後報告
- 【第5回RINKOKU1元セミナーについて】
- 2009年6月13日、TNC(拓知)ソリューションズの武内隆明様を講師にお招きし、第5回RINKOKU1元セミナー「プロの投資家に聞く!人生投資における、海外留学経験の位置づけ」を開催いたしました。当日は、学期末テストの時期にも関らず、上海の日本人留学生、中国人学生を含む計40名の方が参加して下さりました。投資のスペシャリストである武内氏による、第1部「投資のプロが語る、パンダでもわかる投資のABC」、第2部「人生投資における、海外留学経験の位置づけ」というテーマの下、「社会分析から具体的投資のアドバイス」や「ご自身の人生を基としたライフプランの作り方」についてお話しいただきました。参加者からは、「人生設計を考えるきっかけになりました!!」との声が上がるなどセミナーは大盛況でした!
- 【セミナー講師紹介】
- 米国東部の名門大学を3年半で卒業後、1984年、野村證券本社に調査アナリストとして入社。トロントとNYにて機関投資家セールスヘッドを歴任後、全米屈指の投資顧問会社Wellington Management Companyのボストン本社に、初めての日本人としてヘッドハントされ、投資運用業務に従事。帰国後、Goldman Sachs Asset Management、UBSなど大手金融機関での要職を経て、02年Prudential Financial Advisors 証券の代表取締役CEOに就任。07年1月、上海にてTNC(拓知)ソリューションズを設立し、現在に至る。
- 【セミナー内容紹介】
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第1部:「投資のプロが語る、パンダでもわかる投資のABC」
まず、日本は諸外国と比べ、株式や投信(運用の専門家が多くの投資家から資金を集め、それらのリスクの異なる金融資産を組み合わる金融商品のこと)への投資割合が預貯金をはるかに下回る、という現状がある。つまり、日本人は元本保証される預貯金や年金の知識力は高い一方、リスクのある株式を含んだ金融商品に対する知識力は低いといえる。投資を理解する上で、プロの投資家が投資尺度として日々チェックするものがある。PER(Price Earnings Ratio=株価収益率)とPBR(Price Book Value Ratio=株価純資産倍率)だ。簡単に違いを説明するば、PERは「毎月100万円のキャッシュを得るおばあちゃんに、銀行家はいくらお金を貸せるか」。一方、PBRは、「1億円の土地を持っているおばあちゃんに、銀行家はいくらお金を貸せるか」という違いだ。投資リスクの軽減策に関しては、「投資銘柄を増やす」、「5~10年長期保有する」、「投資タイミングを分散する」の3つの軽減策が存在する。また、投資を分散する際は、「国内と国外」「株と債券」のカテゴリーに分割することが可能である。
投資を勉強したい学生は、まず「ドルコスト平均法(定期的の一定の金額を金融商品に積み立て投資する方法)」と「複利(利子につく利子)を見こした早期開始」を理解すると共に、紙面上で自分が興味のある投資銘柄をリサーチし、3~5銘柄を選び模擬投資し、株価の動向を見ることをお勧めする。きっと投資の難しさと面白さを体験できるだろう!
第2部:「人生投資における、海外留学経験の位置づけ」
米国有数のリベラルアーツ大学出身の武内氏は、大学にて経済学と社会心理学を専攻。この組み合わせは当時珍しかったが、その後、心理学を織り交ぜた経済論がノーベル賞を取るなど近年では大変評価されている。毎日最低18時間勉強した大学生活の中で学んだことは、「勉学」「身体」「精神」「人脈」の重要性であった。中でも、「勉学」においては、「学識があり、かつ生きた英語力」や人との交渉、そしてパニックへの強さを意味する「street cleverness」を身に付けた。また、「メラビアンの法則(人は視覚から55%、聴覚から38%、言語から7%情報を得る)」から、同じ言葉でも話し方やジェスチャーによって全く異なる伝わり方をすることも学んだ。「人脈」を作る上でも、友人と遊ぶことを「Net Working」と考え、仕事同様に尊重していた。また、大学入学当初のルームメイトが友人に武内氏を紹介する際に、武内氏を日本人という国籍ではなく、武内氏「個人」を尊重してくれたというエピソードがある。その出来事から、氏は見方を変えると異なる絵に見える「だまし絵」同様、「先入観を持たず、個々の存在を大切にすることが重要である」と気付いた。大学卒業後、数社内定をもらった中で野村証券東京本社に調査アナリストとして入社。「物事を噛み砕いて分析する」という、その後の生き様の基礎を構築した。また、場数を踏むことで、1対多数のプレゼン能力も習得した。しかし入社して3年、切望していたニューヨークではなく、トロントに転勤し営業を担当することになった。そんな中、カナダ全域を総括しながら雑用もこなし、小店から這い上がる経験した。その後、ニューヨークへの転勤、外資系大手金融機関への転職を重ね、社長就任を経て、お金とタイトルが満たされたと同時に退職した。退職後、スポーツジムに通ったり、ロシア、インド、アフリカなど金融小国を旅行したものの、時に虚しく感じたこともあったという。そんな頃、父の死、離婚、友人の死など人生のショックを経験した。特に、医者である友人が亡くなる前に伝えてくれた想いから、氏は「僕らは生かされている」と実感し、その後人生の再チャレンジを誓ったという。そこで、世界中から超一流の人が集まりつつある、いわゆる「ウインブルドン化――上海」に上陸したのだ。上海にて多くの素晴らしい出会いに恵まれ、「人に喜ばれ、世の中に貢献したい」という現在の価値観を形成し、今に至る。今後、学生が就職したい国を選ぶ際には、各国の影響要因(短期、長期)、メリット/デメリット、産業的分析を考慮する必要がある。また、業界や職種によって得られるスキル、性格の向き不向きの分析も効果的である。大学生活、就職候補会社のプライオーリティーを定めた後、ライフイベント(就職、結婚、住宅購入など)を形成していくのが理想であろう。私たち人類が絶対にすべきこととして、「親は当然、先祖にも感謝すること」、また、絶対にすべきではないこと、それは「地球環境破壊」で
ある、と武内氏は語る。毎日寝る前に「学んだこと」と「反省」をノートに書く習慣をつけることで、よりハングリー、より物事に対するアンテナがシャープになる!とセミナーを締めくくった。 - 【セミナーアンケート結果】
- 50名のセミナー参加者のうち、31名の方にアンケートにご回答いただきました。アンケートにご協力いただいた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。
<理解度>
<お役立ち度>
<満足度>
<セミナー参加者の声>
「すごくすごく、面白かった!心理学やっぱり面白いです。」
「説明の略し方が面白かったです。」
「実体験に沿った講演がとてもよかった!」
「PERとPBRの説明が分かりやすくって面白かった!」
「今後の留学生活を変えるきっかけとなった」
「様々な体験をされている氏だからこそ、話に説得力があって参考になった。」
「先入観がそこまで人に影響を与えるなんて、驚きです!」 - 【第五回RINKOKU1元セミナーを終えて~セミナー担当者より~】
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第五回RINKOKU1元セミナー担当の大江です。当セミナーにおいて、講師の武内様とのアポ取りから、企画書作り、打ち合わせ、参加者募集、当日の運営まで担当しました。今回、セミナーを開催するにあたって、内輪話ながら大変多くの問題に直面し、中でもセミナー会場がなかなか見つからず、一時は開催中止も考えざるを得ないほどでした。そんな中、今回セミナーを開催でき、まずは25年に一度の大学の同窓会や他イベントを断念し、講師を務めて頂いた武内様に心よりお礼を申し上げます。私どもに多々至らない点が多々ありながらも今回成功を収めることができたのは、何より武内様の多方面でのバックアップや「学生に伝えたい気持ちの強さ」に後押しされてのものでした。また同様に、当日期末テスト等で大変忙しい中参加して下さった40名の方々にも心より感謝しております。最後に、セミナー開催に向けて精力的に動いてくれたRINKOKUメンバーの皆にも、ありがとう、と言いたいです。
以前より、講師の武内様にRINKOKUはお世話になっていたものの、今期は特に多くのRINKOKUメンバーが多方面から相談にのって頂き、正に「RINKOKUの父」のようにサポートをして頂きました。そんな中、私を始めとしたRINKOKUメンバーの「なんとか武内様に学生が人生と本気で向き合えるようなセミナーを開催して頂けないか」という想いが募り、今回のセミナー開催を打診する運びとなりました。当日は40名もの参加者の方々が熱心に頷き、メモを取り、質問する姿を見て、私は、正に今期のRINKOKUの集大成にふさわしい「参加者、講師、RINKOKU間での相互HAPPY」を実現できた、と実感いたしました。
私自身、武内様が赤裸々に語って下さったご自身の人生やそれを基に提案してくださったライフプランの作り方は、今後の人生設計において重要な位置づけとなりました。今回のセミナーを通して、金融を専攻する私にとってロールモデルとなるキャリア形成を拝見したと同時に、改めて自分の人生と向き合うこともできました。また、セミナーの最後に提案して頂いた「私たち人類がすべきこと」と「すべきでないこと」に大変共感を覚えました。私も将来「人に喜ばれ、世の中に貢献したい」という価値観を忘れず、自身が人生を通して学んだことを下の世代に伝えることができれば、今回ご口授頂いた武内様への恩返しになるのでは、と考えております。同様に、参加者の方々も、今回のセミナーを通して、武内様との出会いやセミナー内容、またその後の懇親会から少しでもその後の人生を変える何かを得て頂けたのであれば、RINKOKU一同今回のセミナー開催冥利に尽きます。
◆◆RINKOKU企業紹介ページはこちらから
http://www.chinabusiness-support.com/archives/1416
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- 「せっかく中国経済の中心地・上海でいるんだから、生の中国ビジネスに触れたい!」そんな思いを胸に、当時、上海財経大学に留学していた小林直樹が立ち上げたサークルです。現在のメンバーは、日本人留学生と中国人大学生で構成されており、上海で活躍する日系企業を取材し、それを「RINKOKUメールマガジン」として発行中です。他にも、留学生向けセミナーや、中国人学生向けの企業見学会を開催しています。全活動の方針を決める定例会議を、毎週土曜日午前10時より、上海財経大学の中山北一路校区で開いています。







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