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セミナー


◆◆サイボウズ上海
   副総経理 増田導彦氏
   営業経理 吉田健一氏
   『情報サービスを通して世界の豊かな社会生活の実現に貢献します』

【今回の企業】
サイボウズのグループウェアは誰でも使える簡単さとグループの協力作業を支援する機能性で、日本国内シェア№1を獲得しており、今後更なるシェアの拡大を目指す。今後サイボウズの活動からは目がはなせない!!今回は才望子信息技術(上海)有限公司の副総経理、増田導彦氏と営業経理、吉田健一氏にお話を伺った。

日本本社:http://www.cybozu.co.jp
中国上海校:http://www.cybozu.net.cn

―上海事務所の企業概要を教えてください。
(吉田)
わが社は1年前に上海に進出しました。本格的に営業を開始したのは去年の7月です。主な業務は、企業向けソフトウェアの開発とライセンス販売です。特に、日本語と中国語に対応したグループウェアの開発、保守、営業を行っています。また、グループウェアを販売するだけでなく、サービスとしてレンタルで提供しています。レンタルすることで、初期コストを低く抑えることができるばかりでなく、お客様は気軽にわが社の商品を使用できることができます。
―グループウェアとは何ですか。
(吉田)
グループウェアとはインターネットを通じてスケジュールや設備予約、掲示板、電話メモ等の情報の共有を可能にしたソフトウェアです。自分や関係メンバーのスケジュールはもちろん、会議室などを設備の予約状況まで、時間に関係する社内情報をすべて一括して管理することができます。また、メンバーの在席情報や電話メモ、なども確認できます。掲示板は、全ユーザーに情報を発信するツールです。連絡事項だけでなく、報告やアイデア募集の場としても活用できます。そして、電話メモ機能は他のユーザーあてに電話メモを簡単に残せます。
―グループウェアを導入する必要性はありますか。
(増田)
メンバースケジュール、空会議室の状況確認、時間調節が可能なので業務効率を高めることができます。また、情報は個々のトップ画面から確認できますので情報の浸透性も深まります。更に、掲示板機能は、アイデア募集などナレッジを交換することが可能なので知的生産性を高めます。その他に、外出中の担当者がノートパソコンで確認することにより、お客様への返信スピードが速まり、顧客との信頼関係も深まります。毎日誰がどこにいて、いつみんなが集まることができるのか、連絡事項がきちんと伝わっているかなど、全員が共通の情報として持っていれば無駄な待ち時間、行き違いなどを解消することができます。
―中国版グループウェアの開発について詳しく教えてください。
(吉田)
日本で扱われているグループウェアをベースに、それを日中両対応にするための開発を上海で行っています。日本で生産したほうが商品の品質が良いのですが、上海での開発は日本での開発に比べて期間を短縮することが可能です。なぜなら顧客との距離が近いため、お客様の要望を聞き、それを商品にフェードバックさせるのが早いからです。わが社ではお客様のニーズに合わせ、できるだけ早く製品に反映させるようにしています。
―上海事務所のスタッフについて詳しく教えてください。
(増田)
現在社員が10名ほどです。その内の3名が日本人従業員です。開発部門担当のローカルスタッフが3人います。日本語を話せるローカルスタッフは1人しかいないのですが、日本人の従業員は全員中国語を話せるので日常的な業務や会議は中国語を使って行います。中国でのローカル営業は基本的に日本語があまり必要ありません。今後は状況を見て増員の必要があれば新しく社員を雇いたいと思っています。
―ローカルスタッフを現地採用する際の基準は何ですか。
(増田)
役職によって判断の基準は異なります。基本的にはローカルスタッフに日本語能力を求めておらず、ローカル企業での経験を重視しています。そして、面接をしてその人の能力、才能に適した部署に配属してもらうことになります。
―御社の顧客対象を教えてください。
(吉田)
9割が日系企業です。なぜなら、わが社のグループウェアは中国語と日本語の2ヶ国語に対応しているからです。中国にもわが社のグループウェアと似た商品を扱っている会社が何社かあるので、日本語機能を必要としないローカル企業には製品力としてはまだ弱いようです。ですので、今後の課題はいかにしてローカル企業に対してシェアを広げられるかだと思います。
―なぜ海外進出に中国を選ばれたのですか。
(増田)
近年、日系企業は続々と中国に進出しています。中国の日系企業にわが社のグループウェアを提供することが、業務を推進する上で一番効率がよかったからです。それに加えて人と人の縁などもあって上海に進出することになりました。
―上海事務所の立ち上げ際に苦労はありましたか。
(増田)
苦労した点は、日本と中国でのお客様に多少のニーズの違いがあったことです。しかし、現在では社員全員の努力により、お客さまのニーズを満たせることが出来ました。苦労はこれからだと思います。
―営業を通して何か感じたことはありますか。
(吉田)
現在わが社ではグループウェアだけを扱っているのですが、中国でもグループウェアに似た商品を扱っている会社があります。お客様の中には、企業の製品にこだわりを持たれている方もいますが、その割合は少ないと思います。お客様がどの企業の製品、サービスを選ぶかは、どの会社の営業社員の印象が良かったかに大きく左右されると思います。ですので、営業で大切なことは、取引先のお客様といろいろなお話をすること、そしてお客様のニーズを正確に理解することです。また、わが社ではお客様に顔と名前を一致してもらうために名刺に顔写真を載せております。
―これからの展望を教えてください。
(吉田)
現在、わが社の商品は上海で50社~60社の日系企業に使用していただいていますが、まだまだシェアを伸ばす余地があるので引き続き日系企業へアプローチをしていきたいです。また、ローカル企業へのアプローチがまだまだ弱いので、こちらの方にも力を注いでいこうと思っています。いかにローカル企業の心をつかむ商品を開発できるかどうかが重要になってくると思います。
―業務を行う上で心がけていることは何ですか。
(増田)
職種やその日によって異なります。例えば、営業担当ならいかにお客様のニーズを理解し、お客様のために最高の商品を売るか。開発担当ならいかに使いやすい商品を作るか、といった感じになります。
―中国でのお仕事には満足ですか。
(増田)
北京オリンピック、万博を目前に控え、凄まじい勢いで高度経済成長を遂げる中国で働けるチャンスは少ないと思います。今の環境内で仕事ができることはとても幸せなことであり、やりがいがあります。個人的には働く場所は問いませんが、働くからには成長している海外で働きたいです。毎日感謝の気持ちを持って精一杯働いています。
―週末はどのように過ごされていますか。
(吉田)
掃除をしたり、本を読んだり、旅行に行ったりしています。
―もし学生に戻れるなら何がしたいですか。
(増田)
中国以外の国に留学したい気持ちはありますが、やるべきことはやってきたので学生に戻りたいとは思いません。今の仕事はとてもやりがいあり、面白いので現在に満足しています。
―では最後に留学生に一言お願いします。
(吉田)
学生時代に自分の好きなことをするべきだと思います。勉強するのもいいし、旅行に行くのもいいし、遊ぶのもいいと思います。海外に留学していると色々な国籍の人と出会えますが、この経験は日本ではなかなか得られません。ですので、どれだけの人と付き合うことができるか、どれだけ人脈を広げることができるか、が自分の財産となります。世の中には様々な考え方を持った人がいますが、いろんな人とうまく付き合っていくためには、自分と違った考え方の人を否定するのではなく、認めることが大事です。馴れ合いの付き合いではなく、お互いに刺激し合えるような付き合いをしていくべきだと思います。
―ありがとうございました。
サイボウズ上海
副総経理 増田導彦氏
営業経理 吉田健一氏

日本本社:http://www.cybozu.co.jp
中国上海校:http://www.cybozu.net.cn

住所:上海市延安西路895号 申亜金融広場26楼D室
連絡先:021-5239-2626
Fax:021-6251-5398

インタビュアー:中原周一
執筆:藤本大貴
同行:華迪斐、新居翔太

【編集後記】

サイボウズのグループウェアは誰もが簡単に使えるばかりでなく、業務効率や情報の
浸透性を高めることができるので、顧客のニーズに合った商品だと思います。情報化
社会の中で、誰もが参加できるというのは最も根本的な問題であり、達成するには非
常に難しい問題でもあります。この問題を解決すべく、また、情報サービスを通して
豊かな社会生活を実現するために、サイボウズは知恵を絞り、アイデアをお互いに共
有し合って日頃から取り組んでいます。今後、革新的な新商品を次々に発明してほし
いと思います。今回は取材を受けてくださり本当にありがとうございました。(藤本
大貴)


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「せっかく中国経済の中心地・上海でいるんだから、生の中国ビジネスに触れたい!」そんな思いを胸に、当時、上海財経大学に留学していた小林直樹が立ち上げたサークルです。現在のメンバーは、日本人留学生と中国人大学生で構成されており、上海で活躍する日系企業を取材し、それを「RINKOKUメールマガジン」として発行中です。他にも、留学生向けセミナーや、中国人学生向けの企業見学会を開催しています。全活動の方針を決める定例会議を、毎週土曜日午前10時より、上海財経大学の中山北一路校区で開いています。