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◆◆株式会社資生堂(1/3)
総経理 宮川 勝 氏
『一瞬も一生も美しく』
【今回の企業】
化粧品業界でトップシェアを誇る資生堂。国内だけにとどまらず、現在では約70カ国での販売を展開している。長年商品開発に関わり、現在、資生堂(中国)投資有限公司の総経理を務める宮川氏に、資生堂商品の秘められた裏側について伺った。
http://www.shiseido.co.jp/
- ―宮川様の大学卒業後から現在までのご経歴を教えてください。
- 1974年資生堂に入社。新入社員はまず営業を担当することになります。私は、約10年間神奈川県の販売会社で営業を担当しました。
その後本社に異動となり、1987年から約13年間スキンケア商品、メーキャップ、男性化粧品、ヘアケア商品の商品開発と販売施策業務に従事しました。2000年より海外事業部に異動し、2003年に上海卓多姿中信化粧品有限公司(SZC)の総経理として赴任、現在株式会社資生堂中国総代表兼、資生堂(中国)投資有限公司(SCH)董事長兼総経理を務めています。 - ―資生堂へ入社したきっかけは何ですか?
- 1960年~1970年に流行した男性化粧品MG5を高校・大学時代に愛用していました。そのとき「こんな素晴らしい化粧品を作る会社で働きたい」という思いが芽生え、資生堂を選びました。また、当時からマーケティング面で優れていた点も選考基準になったかもしれませんね。
- ―上海へ赴任したきっかけは何ですか?
- 本社で商品開発やマーケティングを担当していた20年間のうち、約3年間海外向けの商品開発をしていました。その当時中国向け商品の開発を担当していた時に、上司に見込まれ「お前が実際に現地へ行って頑張ってこい」と言われたのがきっかけでした。
- ―商品開発やマーケティングを20年間担当されていたということですが、宮川様はどういった商品を開発されたのですか?また商品開発の流れを教えてください。
- MA CHERIE(マシェリ)やUNO(ウーノ)といったヘアケア商品を開発しました。
MA CHERIEはヒット商品となり、社内において年間を通して一番評価の高い資生堂社長賞を頂きました。
UNOは発売から15年間、現在中国国内でも男性用化粧品としてお客様から高い支持を頂いているロングセラー商品となっています。
商品開発は「ひらめき」からスタートします。「ひらめき」とは、日常生活の中で「こんな商品があったらいいな」といった発想ですね。そして、その「ひらめき」が技術的に可能なのか、量産化できるのか、香料やパッケージはどうするのかなど、それぞれのジャンルの専門家と実現性を検討しながら、約1年半かけて開発します。したがって、商品開発とは、一人では成し遂げることが出来なく、各ジャンルのプロフェッショナルと一丸となって成し遂げていく仕事です。商品開発者の唯一の特権は、商品名を決定できることです。 - ―現在宮川様が総経理を務められている、資生堂(中国)投資有限公司の業務内容を教えてください。
- 資生堂(中国)投資公司の機能は3つあります。まず1つ目は、現在3社ある子会社の財務統括機能です。投資会社ですので、主に子会社への投資、財務の分配などを行っています。そして2つ目は中国本社機能。中国で経営をする上で重要となる、「スピード・柔軟性・コスト」を反映するために、全てを日本本社のジャッジに任せるのではなく、ある程度までの決定権を中国本社で持っています。
そして3つ目は事業運営です。投資会社でありながら、大きく分けて、プレステージ事業、専門店事業・ミドルマス事業の事業を直接運営しています。 - 次号につづく ≫
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