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セミナー


◆◆株式会社ディスコ(1/3)
   代表取締役会長 加藤 宏様
   常務取締役 HCビジネス本部長 夏井 丈俊様
   『何をするにも人で決まる!!』

【今回の企業】
人と企業を結びつける会社、ディスコ。毎年、北京・上海・ボストン・ニューヨーク・ロサンジェルス・ロンドン・東京で主催されているキャリアフォーラムは、僕ら留学生にとっては願ってもない就職のチャンスとなります。今回は加藤会長、常務取締役 HCビジネス本部長夏井様からそれぞれお話を伺いました。そのため、加藤会長の記事を第一部、夏井様の記事を第二部として、二部構成で皆様にお届け致します。

非常に豊富な経験を持つ加藤会長。日本の少子化問題から始まり、それに伴う労働力の減少、そして労働法や格差社会といった社会問題から、昔の留学生の苦労など、様々な話を伺いました。そして人間の本質がいかに大切なのか、お話から学ばせていただきました。
http://web.disc.co.jp/

―加藤様の経歴について教えてください。
法政大学を卒業後、1963年に現在でも「週刊ダイヤモンド」を出版している「ダイヤモンド社」に入社。その後就職情報の出版事業を担うダイヤモンド・ビッグ社での勤務経験において、これからの企業は人材採用の成否が、企業の成長にとって重要なファクターとなってくるのではないか、と考えるようになりました。当時の私は社会人としてまだまだ若輩者でありましたが、やるからには10年間は何があっても続けてみせるとの熱い思いを胸に1973年「ディスコ」を立ち上げることにしました。人と企業を結んでいこうと33年間社長として業務に携わり、2007年1月に社長を後任者に任せ、現在は取締役会長として日中米欧の政財界を中心とした様々な方々とのネットワーク構築に努めています。
―中国でキャリアフォーラムを開催しようと思った経緯についてお聞かせください。
中国キャリアフォーラムは北京では4回目、上海では9回目の開催となります。日本では、日中国交正常化した1970年代まで、中国大陸に関する情報はほとんどありませんでした。そのためトヨタなどの中国へ進出をしようとする企業は台湾で得た情報を基に研究開発していましたが、やはり違いがあると感じていました。そうした中で、私はただ日本で中国語を習得した学生ではなく、中国大陸に留学していて語学や異文化を肌身で感じた人材が必要なのではないだろうかと考えました。その頃はまだ企業の留学生に対する理解が浅く、留学生は非常に困難な条件の下で就職活動をしなくてはなりませんでした。特に当時は、日本の就職活動の時期と海外留学生の卒業時期が異なり、日本に帰るときには既に就職活動から取り残されている状況でした。そうした状況が続いては、留学生は増えていかず、また日本の国際化も進まないと考え、留学生の就職活動を支援するために中国でキャリアフォーラムを開催することにしました。
―北京と上海でキャリアフォーラムを開かれましたが、この二つの地域でどのような違いがありましたか?
日本の企業は長期間勤めてくれる人材を求め、また一般的に中国の北の地方の人は我慢強いと言われています。しかしそれでもやはり辞める人はすぐ辞めますし、地方による違いというのはあまりないと思います。
―中国の留学生と欧米の留学生にはどのような違いが見られますか?
中国へ来る留学生は文化的な目的を持っている学生が多いと思います。一方欧米へ留学する学生は、語学はもちろんですが、MBAといったような資格を取る、つまりビジネスライクな目的を持つ学生が多いと思います。
―例えば、2008年3月に日本の大学生が某企業に内定が決まっているとします。しかし、単位が取れず卒業できなかった場合、企業はどういった対応をされると思われますか?
三つの選択肢が考えられますね。一つ目は大企業に多く見られる傾向ですが、内定の取り消しとなります。二つ目はあまり多くはありませんが、来年9月からの採用です。そして三つ目が、中小企業に多く見られるもので、4月1日からアルバイトなどの形で働いてもらうというものです。
―では、現在の御社で内定をいただいた学生が卒業できなかった場合はどうされますか?
以前は、三つ目の選択肢を選んでいました。しかし、企業として大きくなるにつれ、また組織が出来上がってしまった現在としては、極力例外を作りたくない方針のため、一つ目の選択肢にしています。
―それでは昔と学生の質はどう変化したと思われますか?
学生の質が変化したというよりも社会全体が変化したという方が正しいと思います。そして社会全体の変化が学生の変化に影響を及ぼしていると考えます。例えば、親が子供に勉強しろと言った横でテレビを見ていたら子供が勉強するはずがありません。しかし親が本を読んでいれば子供も本を読むのです。中国の孟子に関する話で孟母三遷(もうぼさんせん)というのがあります。これは孟子のお母さんが孟子の教育環境のためだけに3回引っ越すという話です。それほど教育環境、社会環境というのは大事なのです。
―日本の少子化に伴い、日本の労働市場はどのように変化していくのでしょうか?
日本の少子化は深刻な問題であり、かつ短期間では解決できない問題です。特に現在30~40代では共働きの家庭が多く見受けられます。また女性の大学卒業率も増加していることから、20世紀の男性社会と呼ばれた社会から21世紀はようやく男女社会へと変化していくと思われます。しかし少子化の一因として、保育園の減少、育児環境や制度が整っていない状況下における女性の社会進出が挙げられます。女性の社会進出が問題なのではなく、子育てをするための制度が圧倒的に不十分なのが問題なのです。

少し話は変わりますが、大学全入時代を迎え大学進学率も増加している中、本来は大学に進学する意思のない学生がいるのに、社会や両親が妄信的に大学進学を進めている傾向には疑問を抱いています。青年は社会の鏡、青年を見ればその社会が発展するか崩れるかがわかります。人が如何にして生きるべきかが問われる時が来ているのではないでしょうか。
―性格などの面ではどのような人材が企業に好まれますか?
性格はオープンで素直な方がいいですね。そういった方には友人も多いと思われますし、ビジネスをしていく上で大切になってきます。基本ですが、コミュニケーション能力はどのような仕事にも欠かせない資質だと思います。そして学生時代の成績も大切です。成績優秀な学生は、社会人になっても、遅刻をしない、与えられた仕事の期限を守るなど当たり前のことを当たり前にこなしてくれる傾向があります。企業が成績の優劣を見るのはそういった理由などもあります。きちんと仕事をする学生の方が、安定を重視した企業からは好まれますね。
―中国に留学中の学生へアドバイスをお願いします。
中国に留学しようと思った学生は沢山います。しかし実際に中国まで留学に来て、言語と文化を学んでいる学生は一握りしかいません。その事に自信を持ち、日本で中国語だけを学んだ学生と違い、中国でしか学べない点を強化していってください。
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「せっかく中国経済の中心地・上海でいるんだから、生の中国ビジネスに触れたい!」そんな思いを胸に、当時、上海財経大学に留学していた小林直樹が立ち上げたサークルです。現在のメンバーは、日本人留学生と中国人大学生で構成されており、上海で活躍する日系企業を取材し、それを「RINKOKUメールマガジン」として発行中です。他にも、留学生向けセミナーや、中国人学生向けの企業見学会を開催しています。全活動の方針を決める定例会議を、毎週土曜日午前10時より、上海財経大学の中山北一路校区で開いています。