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セミナー


弊社のミッションは顧客満足ではなく“顧客感動”
弁護士200名を擁する中国大手総合弁護士事務所との提携により中国ビジネスに新しい風をおこす。



―北山:御社には他弁護士法人にはない画期的サービスがあるとお聞きしましたが?
根本氏:代表的なものは「償却型積立式顧問料」制度です。従来の顧問料は、相談がゼロ件でも毎月発生する“掛け捨て保険”のようなタイプでした。しかも、交渉や訴訟を依頼すれば別途弁護士費用がかかります。この点にどうも納得がいかなかった企業様も少なくないのではないでしょうか。
そこで、弊社では頂いた顧問料をなんとか有意義に使えないかと考えました。毎月頂く顧問料を当事務所にて積み立て、相談以外に発生した弁護士費用をこの積立金から充当するシステム、それが「償却型積立式顧問料」制度です。
―北山:顧問料以外に必要な費用が顧問料から支払われる…ということは、法律相談は実質的には無料。これは画期的ですね。
根本氏:これは業界初の試みです。御相談は無料ですが、勿論回数に制限はなく、小さな問題でも、何度でも気軽に御相談頂けます。
宋氏:従来の弁護士事務所では、毎月何も無くても顧問料丸々貰う事を幸せと思っていましたが、それは顧客視点が全く欠けています。
根本氏:顧客視点に立ったサービスはまだあります。もう一つは、スピードです。従来、弁護士事務所に相談すると、返答が返ってくるまでに2、3日かかる事が多々ありました。それでは「弁護士が捕まらない」、「すぐに対応してくれない」という不満が募ります。また、変化が激しくよりスピードが求められるビジネス環境にいる今の企業様にとって、参謀という役割を担う事はできません。
そこで、当事務所では問い合わせを頂いてから原則5営業時間以内に弁護士が対応させて頂くシステムをとっています。
―北山:え?“~営業日以内に返答”とは聞きますが、“~営業時間以内に返答”とは始めて聞きました。なぜそのような事が可能なのですか?
根本氏:当弁護士事務所には宋弁護士含め11名の弁護士が所属しています。全員が当番待機制と担当秘書制を導入する事により、迅速に対応できる体制を整えているからです。
例えば、金曜日の朝10時に問い合わせを頂くと、一般的には翌月曜日か火曜日に返答がありますよね。ところが弊社の場合は御相談を頂いた金曜日の16時までには返答ができます。内容によってはこの土日がビジネスの勝敗を分ける時間となる事だってあるんです。
―北山:担当秘書制とは何でしょうか?
根本氏:一言で言うと、窓口をしっかりするという事です。弁護士事務所に相談するごとに違う担当を介したり、担当がコロコロ替わるようでは、お客様に煩わしい思いをさせてしまいます。 
 当事務所では、一社ごとに自分のような専任担当が付き、お客様と弁護士との間で架け橋としてスムーズなやりとりをサポートさせて頂いております。また、定期的に訪問したり、時々連絡を入れるなど、きめ細かくフォローさせて頂いています。
―北山:顧客満足が高そうですね。しかしなぜこんなにも顧客視点を貫いているのですか?
宋氏:弊社のミッションは顧客満足ではなく“顧客感動”なのです。満足して頂くレベルではなく、感動して頂くレベルでなければ本物ではないと考えています。
ちなみに、私は横浜国立大学で顧客満足を研究して博士論文を取得しましたが、法律相談は敷居が高いと感じている中小企業様にも気軽に相談頂ける事務所でありたいと思っています。
―北山:中国に関して教えて下さい。御社はいこう弁護士事務所という中国大手の弁護士事務所と提携しているとお聞きしましたが?
宋氏:当事務所は中国大手総合弁護士事務所の (イコウ)弁護士事務所と提携しています。この事務所は1995年に中国司法省所属の組織に勤務していた弁護士が主体となって設立した事務所です。中国司法省より全国優秀弁護士事務所と認定を受け、現在ではお陰様で北京の中心部に面積は3千平方メートルのオフィスを構え、弁護士200名を擁するまでに成長しています。
北京事務所の他に上海、シンセン、西安、南寧及び香港に支所を設立することにより、中国華東と華南地区のクライアントへ、より直接的かつ効率の良いリーガルサポートを提供することができるようになっています。
また、日本語ができる弁護士が多いのも特徴です。北京事務所には広島大学を卒業して博士号を取得した王弁護士を始め、熊本大学を卒業した弁護士等、各拠点に最小1人の割合で日本語をマスターした弁護士を擁しています。
また、当事務所は中国進出企業に対して、法律相談以外にも設立手続き・労務・税務・知的財産・経営コンサルティングまでワンストップで提供しています。

―北山:そのような大規模の弁護士事務所とどうやって提携したのですか?
宋氏:もともと私が (イコウ)弁護士事務所所属の弁護士です。日本の弁護士事務所と戦略パートナーシップを組むにあたり、日本の全ての弁護士事務所を調べました。その結果、アヴァンセが一番良いパートナーと判断し、私が直接二つの弁護士事務所の提携締結まで架け橋を作りました。
これはとても大変でした。日本と中国は言葉も習慣も違いますし、法律家は本来慎重派ですから(笑)ただ、これからは中日間での法律分野提携が必ず必要な時代が来るという想いを一生懸命に伝え、なんとか提携まで漕ぎ着けました。そして今私がアヴァンセに常駐し、日本と中国両方の言葉と文化が分かる弁護士として責任を持って御相談に乗っています。
日本では小さな弁護士事務所では、中国の弁護士事務所と提携することは殆ど不可能です。また、中国の法律に特化している事務所では、中国側と日本側双方の顧問料が請求される事が多く、負担も大きいです。弊社の場合は日本側一本のみ。ぜひ価格とサービスを比べてみてください。
―北山:宋弁護士の御経歴を教えて下さい。
宋氏:私は中国合肥工業大学(中国4大老舗工業大学)で機械電子マネジメント工学を学びました。私が大学生だったのは80年代後半です。大学では高度成長を遂げた日本のビジネスモデルを学びました。日本の世界的企業であるソニーや松下についても勉強しました。
その後、大学特別推薦で元中国国家主席江沢民氏の重鎮である中国機械電子省に入省し、同省直轄国有総合商社に勤務し、政府、産業界の人脈を広い範囲で構築しました。96年自ら起業し、企業経営に携わりました。
もっと日本について学びたいと思い、日本人の親戚がいた事が縁で日本に留学しました。当時は本当に“ありがとう”という日本語しか分らずに日本に来ました。今考えると恐ろしいです。(笑)幸運にも横浜国立大学でマーケティング権威の阿部周造先生のもとで学び3年半で博士号を取得することができました。
―北山:法律の道を進もうと思ったのはどういうきっかけがあったのですか?
宋氏:横浜国立大学時代にテレビで中国のWTO加盟を見ました。それを見た時、「これから中国も法律の世界に入る」と直感しました。それから、マーケティングとは別に、法律のゼミにも積極的に参加し勉強しました。2005年の時に中国の司法試験を受験して、弁護士資格のB級をパスし、2007年に最高レベルであるA級もパスしました。その後、いこう弁護士事務所にビジネスと法律に通じている事を理由に採用されました。
私は弁護士ですが、ビジネスの現場を知っているのも強みです。例えば、商品を見れば、生産コストは直ぐに分ります。機械や電子にも通じています。
―北山:中国の経済急成長に伴い、法律分野の変化も著しいでしょうか?
宋氏:中国の法整備は猛烈なスピードで進んでいます。国家司法試験が設けられる7年前までは中国の裁判所裁判官は法律の専門家ではなく、共産党への忠誠心の高い軍隊出身者で構成されるという状態でした。今は勿論法律の専門家で構成されています。本格的実施はまだですが、独立禁止法も定められました。中国の法律は今まさに変動中ですが、近いうちに必ず日本やアメリカと同じレベルになります。
―北山:日本と中国の間での仕事は増えていますか?
宋氏:増えていますし、これからも更に増えると思います。今は日本の中小企業からの依頼が増えてきています。
日本にいる会社は中国に進出して販売会社を作りたいというのが多い。中国にいる会社はどうやって撤退するかという内容が多い。困っているときに連絡がくるので。
―北山:参考になる具体的相談内容事例を教えて頂けませんでしょうか?
宋氏:2007年、中国に会社を持つ日本経営者より会社整理の相談を受け、財務諸表を吟味し、会社所有の土地に着目し、不動産会社の紹介と中国の法律に基づいた会社の転売をアドバイスしました。その結果、倒産という最悪の結果を免れる事ができ、投資の半分が回収できました。
―北山:進出企業にとっては万が一に事業撤退する事も考えられますね?
宋氏:撤退する時の実務には税金をはじめ複雑な手続きがあります。また、中国でビジネスを始めて10年経たずに撤退する場合は、税金の清算が必要になる事もあります。
 進出後は10年は中国で根を張るつもりで長期的計画をもって取り組んで頂きたいと思います。日本国内が不振なので、中国にという安易な発想は失敗を招くことになります。小さくスタートして少しずつ経験値を高めて行けば良いのです。
―北山:中国に進出したいという企業はどこに気をつけたら良いでしょうか?
宋氏:私は日本の技術やサービスの素晴らしさを知っています。これには日本企業は絶対に自信を持って良いと思います。中国は市場、労働力、日本は技術がある。一番良い組み合わせです。しかし、日本が駄目だから中国に進出しようという考え方は少し安易だと思います。能力があり、長期的に付き合える信頼がおけるパートナーが必要です。
 すぐに人を信じるのではなく、多角的に信頼に足る人物かどうかを見極めてください。私の場合は人を見るとき、親孝行をしているかを重視します。親孝行している人は信頼の置ける人間であることが多いと思っています。
―北山:日本にも長いですが、日本料理は好きですか?
宋氏:大好きです。来日当初納豆はどうしても嫌いでしたが、最近好きになりました。特に苦手な日本料理はありません。料理は食べるのも勿論好きですが、作るのも好きです。一つ自慢をさせて頂くと、私の妻は日本人なのですが、外で中華料理は食べません。なぜなら私が家で作る中華料理が外で食べる中華料理よりも美味しいからです。(笑)中華ならなんでも作れます。

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